2021年06月16日 作成
毎度起こしアザッス!
今回はVストロームに元電源取出しようのDユニットを
取付ましたです。
こんな人にオススメ
バイクに乗っていて携帯電話・ビデオカメラ
冬の装備品電熱グローブ等を取付用かなって考えて
いる人
でもね自分でバイクのDIYって言うかカスタムって
言うか初心者には敷居が高い気もしますが、果たして
本当に自分で電源取付何て出来るのかなって不安に
なりますよね。
そこでオイラなりに解り易く要点をまとめてUP
しましたので、じっくり構えて行ってみて下さいね。
只、すでに色々電装品等のカスタムを実施している
方が見ますと、当たり前じゃん!そう言う事も
知らないのって言われるかもしれませんね(^_-)-☆
そう言った方は、なにとぞご容赦下さいです。
超簡単電気の基礎知識
電気の考え方から
電気って目に見えないですよね、でもね次の様に
考えますと、困った時に解り易くなりますなります。
当たり前の話
電気の種類としては、AC(交流電気)・DC(直流電気)と二種類
有りましてバイクなどは一般的にDC12Vとなっています。
そして、すべての電気には+(プラス) -(マイナス)が有ります。
電気の流れ方ですが図のようになります。
回路図の基本中の基本で説明などでよく使われる図なんですが
AのスイッチをON(接続)する事によってプラス側(+)から電気が
流れBの電球が点灯(お仕事)をしマイナス側(-)へと帰って
行きます。
ココでワンポイント
お仕事と言うのはこの場合、電球を点灯する事がお仕事
と言う事です。そして仕事をしたからマイナス側へ帰ると言う事です。
電気はお仕事して帰るってのが味噌なんですよ。
仮に何らかの不具合で電気ショートした場合ですが、
電気としてはお仕事してないので、電気自身が怒って
ショートしたって事になりますね。
電気用語
電流・アンペア(A) 電気の流れの大きさ
電圧・ボルト(V) 電流を流す力の大きさ
電力・ワット(W) 電気がする仕事の大きさ
ヒューズ・安全回路の一つで使用電流がオーバー(過大)になった時に
遮断するもの
ACC・アクセサリー バイクや車などキーをON又はACCに入れた時に
常時電源が供給されている電源など
上記を踏まえ色々な計算式
一つのコンセント(USB)等で何ワット(W・消費電力)まで使えるか?
電流、電圧、電力の関係は次の式で計算できます。
電流(A) × 電圧(V) = 電力(W)
例1 3A×12V=36Wまで使える事になります。
消費電力の求め方
電力(W) ÷ 電圧(V) = 電流 (A)
例2 30W ÷ 12V = 2.5Aとなります。
で自分のバイクの必要消費電力の求め方
参考 スマホ(携帯電話)1台当り2.1A前後
ビデオカメラ等1台当り 5A前後位
電熱グローブ類1台当り 5A前後位
例3 たとえば上記をすべて使うとすれば・・・
2.1A+5A+5A=12.1A となります。
配線(コード)の選び方
配線(コード)には色々太さが有って太さを表すのに
スケジュール(sq)てのが有り一般的に下記図の様になります。
0.2sq | 0.5sq | 0.75sq | 1.25sq | 2.0sq |
DC12V30W以下 | DC12V60W以下 | DC12V80W以下 | DC12V140W以下 | DC12V200W以下 |
3.75A | 5A | 6A | 12A | 16A |
実質コードの選び方ですが電気用語解説(例3)ですと
2.1A+5A+5A=12.1Aとなり2.1sqのコードとなり
安全性や増設する事を考慮しますと2.0sq以上が理想
的かもしれないですね!
配線接続端子の選び方
配線に必ず必要な物で、色々な接続端子が有り用途も様々。
以上の様にまだまだ沢山有りますが、自分の好みって言うか
用途に合わせて選んで下さいませ。
注意点としては、雨(漏電)対策として取付位置等
雨が当たらない所を選び、圧着した場合振動などで
外れる事も有りますのでガッチリと圧着しコードを
引っ張り抜けない事を確認、更にテーピングを
するのが理想出来です。
その他として、半田付け等も有りますが好みで
どうぞ!
初心者にオススメセット
元電源取出し方法
元電源取出し方法には色々な方法が有ります。
1.バッテリー直結
オススメしません。
直結の為取付機器の電源がONのままだと何時までも
流れている為、OFFの切り忘れで何時までもバッテリーを
消費させ為です。
2.リレー方式
常時流れている電気から電気を取りリレーを
作動させて電気を取り出す方法です。
理論理屈簡単な回路が分かれば、誰にでも
出来ます。
3.モバイルバッテリーを使用する。
一番簡単な方法です
4.その他・etc
っと様々な方法が有りますが、今回はリレーを使った
元電源取出し方法でVストローム250にてDユニットを
使用し取付を行います。
準備する物
1.圧着端子セット(ギボシ等)&配線コード
ホームセンター・オートバックス・その他で安く売っていますよ
配線コードの太さ0.25sq・0.5sq・0.75いずれも使用可能ですが
オイラは0.5sqの赤コードを使用しました。
2.ペンチ・ニッパ・ビニールテープ・インシュロック等
3.デイトナ製 ディーユニット
何故今回デイトナ製のディーユニットを選んだか?
元電源取付方法等に関して数多くの取付方や方法や
考えが有りますが、出来るだけシンプルに考えますと
この方法が一番やりやすくなる為です。
又、内部にヒューズが各種取付られている為、安全回路
としては、コレ1台で揃っているからです。
そして何より最大20Aの電流が使用でき、色々な機器を
取り付けるのに単純明快に配線しやすくなるからです。
参考までに
USBに接続し充電する場合(スマホ等)の電流は大まかに2.1A
シガーライターや自動車用ナビ(ゴリラ)は5A位って事は
10A前後電流値が有ればOKなんですが、今後冬場に備えて
電熱グローブ・服等を接続するためには後6Aが欲しいので
20Aが使えるこのユニットを取付ますと、今後の電気配線が
楽に行えるからです。
参考配線図
①キーON(ACC)でバッテリーから差し込みソケットへ
電源が供給されす。
②電源が供給されDユニットのリレー(マグネット開閉器)が作動。
③Dユニットのリレーが作動する事によってバッテリー側から
電源供給されます。
④そして各機器へ接続します。
キーをOFFにしますとDユニットの電源は、遮断されます。
詳しくは、デイトナの取扱説明書を参照下さい。
作業開始
1.ヒューズボックスAを小マイナスドライバーにて抜出
2.Bの様に少し配線を引出しコードカバーを3㎝位カットします。
3.ディーユニット付属品の配線コネクターに挟む
参考までに、スズキの場合オレンジ色(電源送り側)なのですが
このオレンジ/白とオレンジの2本の配線が有り何方に接続
するかの判断は人によって違いますのでご自身で判断下さい。
イ) オレンジ色に配線する場合ヒューズの手前になる為
Vストロームのシガーソケット電源がヒューズ切れても
電源は供給されます。
ロ) オレンジ/白の場合、供給電源がヒューズ通過後となり
ヒューズが切れた場合ディーユニットのリレイが
作動せず電源は供給されません。
オイラは、イ)に接続しました。
4.まずはペンチにてがっつり挟む
5.ディーユニット行きリレーコード製作
0.5sq前後のコード20㎝位に切マイナスのギボシを
取付後、長さ調整の為バッテリーの端子部分へ接続
出来るように長さを調整し取付ける。
6.接続コネクターをペンチで挟み配線に緩みが無い事を
確認して下さい。
又この接続コネクターの不具合としては接続不良と
なる場合がたまに有りますので、テーピングをするか
その他の方法でも可能です。
尚、今回はシガーソケット用ヒューズからディーユニットリレー
作動電源を取りましたが、別方法として下記の様な物を
使用して接続するのも良いかもです。
参考までに
この方法は次回更新時に説明しますです。
で出来上がれはこんな感じになります。
ヒューズボックスを取付配線を取り回してバッテリーの
上付近に配置します。
この時もし電気テスター等もっている人は
通電確認して下さいね。
ディーユニット接続
ディーユニットを画像の様に仮置きし緑マークの
様にプラス・マイナス間違わないように接続し
リレーが動作しているか確認。
リレー接続用ギボシ端子をバッテリープラス側に
接触しカチカチ音が出ていれば、正常に動作している事の
確認。
ディーユニットの取付位置は今回この場所としましたが
後は、ご自分の好みに合わせて取付下さい。
取付位置が決まりましたら、取付面の脱脂を洗浄液等で
行い付属品の両面テープにて取付固定します。
リレー配線とディーユニットの接続
画像の①緑色部の様に接続し配線を取り回します。
これで配線としては完了ですが、配線の取り回し方法は
自分の好みに合わせて行って下さい。
注意点としては、可動部や雨に濡れそうなところは避け
必要に応じて、インシュロック(結束バンド)を利用して
固定して下さい。
参考までにオイラはこのように配線の取り回しを
行いました。
以上で元電源供給取付方法は完了です。
他にも色々有りますが、各取扱説明書等を熟読の上
自己責任で行って下さいです。